2026年日本シリーズを左右する6人のキーパーソン! DeNA・ソフトバンクから3人ずつ選出
2026年の日本シリーズは、91勝のソフトバンクと71勝のDeNAによる対決。
AIデータ二刀流の分析では、ソフトバンクの4勝1敗を予想しました。
しかし、2024年にも同じ勝敗数だった両チームが対戦し、DeNAが0勝2敗から日本一を勝ち取っています。
今年も下克上は起こるのか。
年間成績、先発投手、打線、救援陣、過去2年間の日本シリーズを分析した結果から、勝敗を左右すると考える6人を選びました。
01DeNAのキーパーソン3人
① 石田裕太郎|下克上への扉を開く初戦の先発
2026年成績:20先発、5勝8敗、防御率2.91、QS率65.0%。
日本シリーズ初戦の先発を任された石田裕太郎。
今回の分析で重要だったのは、DeNAが最初の2試合をどう戦うかです。
当ラボの条件付き試算では、2連敗した場合のDeNA日本一の参考割合は6.7%まで低下します。
※特集ページの制覇確率は1試合50%の単純試算。本記事の条件付き試算とは前提が異なります
2024年には0勝2敗から逆転しましたが、今年も同じ展開を再現できるとは限りません。
石田がソフトバンクの強力打線を6回、7回と抑えれば、DeNAは主力救援投手を理想的な形で投入できます。
初戦の勝利だけでなく、救援陣の負担を軽減することにも意味があります。
注目するのは勝敗だけではありません。
「石田は何回まで投げられるのか?」
この答えが、その後のシリーズ展開にも影響すると考えます。
② 東克樹|2024年の再現に欠かせない先発の柱
2026年成績:25登板、12勝6敗、防御率2.40、QS率88.0%。
東克樹を選んだ理由は、単にDeNAのエースだからではありません。
2024年の日本シリーズでDeNAが4連勝した際、第3戦から第5戦の先発投手は、それぞれ7回を投げました。
東、ケイ、ジャクソンです。
※NPB公式のボックススコア(2024年10月26日〜11月3日)。○●はDeNAから見た勝敗。第3〜5戦のDeNAの先発は東克樹・ケイ・ジャクソンで、いずれも7回を投げた。
相手の先発を早く降ろして救援陣を攻略する一方、自分たちの先発は長い回を投げる。
これが2024年の逆転劇を支えた重要な構造でした。
しかし、当時の3人のうち、今年の日本シリーズ出場資格者に残っているのは東だけです。
しかも東の2026年QS率は88.0%。先発25試合のうち22試合で、6回以上を投げて自責点3以内という安定感を見せました。
今年も東が長い回を投げ、勝負どころまで試合を持ち込めるか。
DeNAが下克上を実現するには、最も頼りにしたい投手の一人です。
③ 牧秀悟|強力投手陣を一振りで突破する主砲
2026年成績:打率.283、30本塁打、75打点、OPS .927。
DeNAは年間557得点でセ・リーグ最多。
ソフトバンクほどの年間得点力はありませんが、決して打てないチームではありません。
その攻撃の中心が牧秀悟です。
今回の研究では、ソフトバンクの先発投手と救援陣の厚さが大きな強みとして浮かび上がりました。
DeNAが相手投手を攻略するには、何度も好機を作ることが難しい試合も考えられます。
そこで重要になるのが、一振りで得点を生み出せる牧の長打力です。
特に、ソフトバンクの先発投手を早く降ろす展開を作れれば、2024年型の勝ち筋にも近づきます。
ただし、相手の救援陣も当時とは顔ぶれが違います。
牧が好機で長打を放ち、試合を動かせるか。
DeNA打線の爆発力を代表するキーパーソンとして選びました。
02ソフトバンクのキーパーソン3人
① 上沢直之|初戦から主導権を握るゲームメーカー
2026年成績:22先発、10勝4敗、防御率2.39。
第1戦の先発は上沢直之。
今回の分析では、ソフトバンクが年間戦力で明確に優勢という結果になりました。
ただし、2024年もソフトバンクは最初の2試合を勝ちながら、その後4連敗しています。
その経験を考えると、初戦を勝つだけでなく、先発が長い回を投げて救援陣を温存することにも意味があります。
上沢は2026年の22先発で16回のQSを記録。
安定して試合を作れることが強みです。
さらに2025年の日本シリーズ第2戦でも、6回1失点と好投しました。
ソフトバンクは今年、大津亮介が出場資格者から外れています。
だからこそ、上沢が先発として安定した投球を続けられるかは重要です。
DeNAに反撃のきっかけを与えず、初戦から主導権を握れるでしょうか。
② モイネロ|DeNAの反撃を止める切り札
2026年成績:7登板、6勝1敗、防御率0.76。
数字だけを見れば、圧倒的な存在です。
ただし、今季の公式戦登板は7試合、47回1/3。防御率0.76をそのまま日本シリーズの予測防御率として使うことはできません。
さらにCSファイナルステージ初戦では、2回2/3で3失点と苦しい投球でした。
それでも、2024年と2025年に長い投球回を積み上げてきた実績があります。
ソフトバンクは第2戦にモイネロを起用する構想が報じられています。
もし上沢、モイネロで横浜の2試合を制することができれば、DeNAは非常に苦しい立場に追い込まれます。
逆にDeNAが早い回からモイネロを攻略できれば、シリーズの展開は大きく変わるでしょう。
「本来のモイネロが戻ってくるのか?」
ソフトバンクの日本一を左右する、重要なポイントです。
③ 近藤健介|四球と長打で得点力の差を生み出す中心打者
2026年成績:打率.309、32本塁打、108打点、101四球、出塁率.431。
今回の分析で、ソフトバンク最大の強みとして浮かび上がったのが、得点力です。
2026年のチーム得点は707点、チーム本塁打は162本。
しかも、単にホームランが多いだけではありません。
四球を選んで走者をため、長打で返す。
この攻撃の中心にいるのが近藤健介です。
近藤は101四球を選びながら32本塁打を放ち、108打点を記録しました。
投手からすれば、勝負を避けても走者が増え、勝負しても長打を打たれる可能性があります。
DeNAがソフトバンク打線を抑えるうえで、最も警戒すべき選手の一人でしょう。
2024年の日本シリーズでも13打数5安打、出塁率.500を記録しています。
今年はさらに長打力も際立っています。
近藤を走者のいる場面で迎えさせないこと。そして、近藤自身を出塁させないこと。
DeNA投手陣にとって大きな課題です。
036人から見える、日本シリーズ最大の争点
DeNAの3人は「先発が長く投げること」と「少ない好機を長打で得点に変えること」を代表しています。
一方、ソフトバンクの3人は「先発の安定感」と「走者をためて得点する能力」を象徴しています。
ここに、ソフトバンクの救援陣の厚さが加わります。
AIデータ二刀流の最終予想は、ソフトバンク4勝1敗。
しかし、DeNAが石田と東の好投によって接戦を作り、牧の長打で先に得点できれば、年間戦力では説明しきれない短期決戦ならではの展開が生まれるかもしれません。
今回の6人が、どんな形で勝敗を動かすのか。
日本シリーズの大きな注目点です。
結果を見る前に、一打の重さが分かる。
野球の勝負を、当ラボ推定の勝率とともに楽しむためのLIVEサイトです。
※成績は2026年公式戦終了時点。日本シリーズの先発予想や条件付き試算は2026年10月24日開幕前の情報に基づいています。
04選考についての補足
あえて救援投手を個人で選ばなかったのは、今回の研究では「絶対的な1人の救援投手」より「先発の投球回と救援陣全体の運用」が重要だと判断したためです。
また、近藤は今年32本塁打・101四球・出塁率.431という数字が際立っており、今回の「四球でためて長打で返す」という分析を最もよく表しています。
選手成績はNPB公式記録、QS率は集計サイト、初戦と第2戦の先発情報は公表・報道を照合しています。
05SOURCES / 参照データ
- NPB公式 2026年度 順位表(セ・リーグ/パ・リーグ)、2024年度 順位表(セ/パ)
- NPB公式 2026年度 チーム成績(セ・リーグ打撃/パ・リーグ打撃)
- NPB公式 2026年度 個人成績(DeNA投手/DeNA打者/ソフトバンク投手/ソフトバンク打者)
- NPB公式 2026年 公式戦の各試合のボックススコア(先発数・QSの照合。QSは6回以上・自責点3以内)
- NPB公式 2026年10月14日 CSファイナルステージ第1戦 ソフトバンク対日本ハム
- NPB公式 2024年日本シリーズ(各試合のボックススコア、ソフトバンク打撃成績)
- NPB公式 2025年日本シリーズ第2戦 ソフトバンク対阪神
- NPB公式 2026年日本シリーズ 出場資格者(DeNA/ソフトバンク)・第1戦の予告先発
- 当ラボの条件付き試算(2連敗時の参考割合6.7%、最終予想ソフトバンク4勝1敗):AIデータ二刀流の日本シリーズ展望の分析
- 特集:日本シリーズ2026特集(キーマン6人のカード・7試合の勝率)
※成績は2026年公式戦終了時点。第2戦の先発については報道に基づく記述で、公式の予告先発ではありません。